キレイ好き。
相方がキレイ好きである。
仕事から帰っとくると、いつも掃除を始める。
オイラは日曜日に行くところのないお父さんのように、寝っころがっていたりするのだが、相方に言われれば、その通りにお手伝いする。
そして、相方にするとオイラはキレイ好きではないらしい。
たしかにそうだ。
毎朝顔を洗うわけでもないし、歯も朝磨くのは少ない。
部屋はほこりが目に見えてきて積もり出してもなかなか掃除はしない。
そんなオイラも、郷に入りては郷に従えだ。
相方に言われたことだけは、嫌々に見えながらもその通りにしている。
毎朝促されながら握る歯ブラシを手に持つときは、オイラも変われるのかな、と思わされる瞬間だ。
相方の多大なる想いが、俺に朝、歯を磨かせた。
これは、非常に強い想いが伝わった結果である。