マッサージ
うちの相方は、すぐにマッサージをして欲しがる。
昨日も、足の裏が痛いとか、肩が痛いとか、痛いところだらけだ。
まあ、オイラは、揉むけどね。
それは、居候だからさ。
相方が事務の仕事を頑張ってるときに、オイラはポテチ喰ってる。
ただ、オイラはマッサージをしていて、人の身体をほぐすことは愛をささげてると、そう思う。
だって、マッサージしてるときって、力いれて揉むもんだから、変わりに肩こりになるんだもの。
ミイラ取りがミイラになるんだよね。
肩揉みは、昔から子どもでもできる、愛のかたち。
オイラは、肩に愛をしょって、昼にチョコパイ喰って、夜は、尽くします。
意外に早い!
水そうを洗うのに、ちくわぶをその上フタをひっくり返して乗っける。
ちくわぶは、そこで一度固まって、防御態勢をとる。
それを見て、大丈夫そうだな、と思って、オイラは水そうを洗う。
また、ふと目を戻すと・・・ちくわぶはフタの外に出ようとしてるではないか!
このカメを少し見ていると、もともともっていたイメージの手足の動きがのっそりしている、というわけではないのがわかる。
普通の動物の赤ちゃんだ。
思っていたのより早い。
ちくわぶを、上フタに戻す。
そして、またオイラは水そうを洗い、ちくわぶはフタの外に出ようとする・・・
食器が乾いたら戸棚に戻すように、ちくわぶは元の水そうのフタの真ん中に戻されたのであった。
ご飯を食べない。
ちくわぶが、ご飯を食べない。
昨日まで出ていたフンも、今日の朝は出ていなかった。
もしかしたら、水そうのなかに体を隠す場所がないから、落ち着かないのがストレスになっているんじゃないかなどと考えたりもした。
水が汚れているのも良くないのか、と思って、水も取り替えてからエサをあげてみたけど、パクつきは良くない。
じっ、とちくわぶを見てみる。
その小さな顔を出したり、ほんの小さな衝撃ですぐ首を引っ込めてしまう。
少し臆病みたいだ。
しばらく見ていても、エサを食べないので、オイラもテレビの方に意識をやったりする。
そうしてまた水そうの中を見てみると、エサがかじられてるではないか!
ちくわぶ、もしかすると見られるのが恥ずかしいのか!?
そうかそうか、それならオイラは君を見ないようにしましょう。
ちくわぶがご飯をきちんと食べてくれるなら、オイラは水そうから離れよう。
まだまだ、飼いはじめ。距離は近くないんだなあ。
草の模型
カメのちくわぶ用に、模型の草を購入してみた。
最初のペットショップで店員さんに、このカメには草の模型があったほうがいいことは聞いていたから。
理由は聞かなかったけど、水に棲むカメというのは隠れるものらしい。
100円ショップに行き、とりあえずある商品を買ってみたんだけど、縦に長いだけで、ちくわぶはあまりお気に召さないみたい。
たしかに、これじゃあ隠れられない。
そこで改めて100円ショップで違うものを買ってきた。
これも縦に伸びてたので、今度はハサミでカット。
ちくわぶが絡まっても逃れやすいように、細かく切る。
これを入れると、ちくわぶは今までとはうって変わって、はしゃいで泳ぎ回りだした。
まるで、エナジードリンクを飲んだ直後の不眠不休だった
プログラマーといったところだ。
ただ水を張ってるだけじゃつまらないよな、ちくわぶも。
居候です。
相方が仕事から帰ってくる。
そうするとまずオイラは犬のごとく近寄り、相方のご機嫌を取るのだ。
そして、相方が買ってきた食料を、冷蔵庫に入れていく。
相方は、仕事から帰って買い物袋をオイラに渡すと、ユニットバスのシャワーにすぐ入る。
そこで今日は、一つ、残してしまったものがあった。
トイレにその茶色いものは残されていた。
ほんの5mmくらいのちょびっとしたものである。
しかし、キレイ好きの相方は、それを許さない。
「ちょっと!まだウンコついてるよ!」
オイラは一度、とぼけてみた。
「あれ、まだついてた?おかしいなあ、流したはずなのになあ、すいません。」
ここで、一言謝罪を入れることは大事だと思う。
そして、二人は、晩御飯を食べるのでありました。